Rattle Trap

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オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<前編>

March 8, 2019

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春気分を盛り上げるべく、北参道のコーヒースタンド『カフェ フラッティー ザ スタンド』とコラボしたウェアをリリース。コーヒーとファッションといえば、あの人。自称全日本コーヒー豆惣菜(党総裁のもじり!笑)にしてロックンローラーであり、タレントとしても活躍する“ハロー サムシング”な男、ダイアモンド☆ユカイさんしかいない! ということで、コーヒーと、彼の愛する革ジャンのお話を伺いました! まずはコーヒー編を。

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<前編>

日本でカプチーノを広めたのは、俺だと思ってる(笑)


――まずは、コーヒーについてお話を。ミュージシャンである一方、全日本コーヒー豆惣菜(党総裁)を名乗っていらっしゃるユカイさんですが、この肩書きを名乗るにいたったのは?


ユカイ「そりゃ、コーヒーとの付き合いがあってさ……これ、長いよ(笑)。コーヒーと最初の出会いは中学時代だよね。俺たちの時代は、コーヒーは大人の飲むものだったから、少し背伸びしてね。家族が寝静まったあと、勉強も一応しながら(笑)、深夜ラジオを聞いていたわけだ。インスタントコーヒーをすする至福の時間でね。それが、目の覚めるようなカフェインとの出会い。大人への扉をひとつ開いたんだな。ビールやタバコと同じ大人の苦味、ちょっとイケない感じがしたんだよ(笑)」


――禁断の味だったんですね。


ユカイ「高校に進学すると、学校帰りに必ず、のちにバンドを組むことになる友達の家に寄ってたわけ。古いんだけどロフトがあって、オシャレでさ。そこで、初めてサイフォン式で淹れるコーヒーを飲ませてもらったんだ。当時ビートルズ命だった俺に、そいつがレコードをたくさん聞かせてくれて。ビートルズもいいけど、ジミ・ヘンドリクスもいいよ、ってロックを教えてくれた。そいつの家のサイフォンコーヒーでブルースロックを知ったんだな。今までのインスタントとは確実に違う。例えるなら、歌謡曲しか知らない俺がロックを知っちゃった、という感じ。サイフォンコーヒーがロックかどうかはわからないけどさ(笑)」

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<前編>

――コーヒーとともにロックの扉も開けた高校時代。その後は?


ユカイ「俺にとってはペリーの黒船来航クラスの事件(笑)。レッド・ウォーリアーズでデビューするのと同時期の1980年代半ばに、日米合作の映画『TOKYO  POP』(1987年公開)の出演が決まったんだよ。日本を舞台に、アメリカ出身の少女が日本のアマチュアロックミュージシャンと恋に落ちバンドを組むという、クロスカルチャーの交流をするっていう話で、俺は相手役。で、主人公のウェンディー(キャリー・ハミルトン)が、大のカプチーノ好き。彼女の契約には『カプチーノが毎日飲めること』があったくらい。ペリーならぬ、キャリー来航だな(笑)。撮影期間中は一緒にいるから、“毎日カプチーノ”には当然俺も付き合う。でも当時の日本には、まだ本物のカプチーノなんてなくてね。だからマシンを買ったんだよ(笑)。それで結局100万円分経費で飲んだんじゃない」


――それで、ユカイさんもカプチーノ好きに?


ユカイ「イタリアンローストがベースだから苦めなんだけど、同じ分量のスチームミルクが入るから甘くて飲みやすいんだ。だから、レッド・ウォーリアーズのツアーでも欠かせなくなった。結局マシンを自分でも3台買って、自宅、楽屋、ホテルの3箇所で飲んでたんだ(笑)。実際、カプチーノを日本で広めたのは俺だと思ってる(笑)。ラジオ番組でもカプチーノ教教祖と名乗ってコーナーを持ってたしね。少なくともカプチーノ普及には貢献したと思うよ」


――今は普通にカプチーノ飲めますもんね。時代が追いついてきました(笑)。


ユカイ「俺も天邪鬼だから、みんながカプチーノをイイって言い始めると面白くない(笑)。あるとき、コーヒーはブラック。って気づいたんだ。中学時代に感じた覚醒感。高校時代に知った香りや味わい。砂糖もミルクも入れないブラックこそ、ダイレクトに豆の魅力が感じられる。そこから美味しいコーヒーへの探求が始まったんだ」

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<前編>

――探求して見出したことは何ですか?


ユカイ「コーヒーは焙煎である、という結論に達したんだ。水や淹れ方なんかのディテールも大事だけど、それが味に及ぼす影響はだいたい10%くらい。やっぱり豆と焙煎なんだよ。食料でも素材が大事って言うじゃない。俺も、もう全日本コーヒー豆惣菜(党総裁)を名乗ってるから、全国でコーヒー店を行脚して。自家焙煎をしている店は必ずこだわっているから、そういうマスターから話を聞く。するとやっぱり豆と焙煎の話になるわけ。そして、もうひとつ……」


――なんでしょう?


ユカイ「自家焙煎している店のブレンドはナメちゃいけない。ブレンドはポップなんだよ。要するにヒット曲と一緒で、誰が飲んでも美味しい、また次飲みたいと思わせるお店の看板、入り口なんだ。そういう店ほどブレンドはうまい。いいヒット曲を生むためには、時代も考慮してポップじゃなきゃいけない。それでいて店の個性も出ているというわけだね」


――ユカイさんにとってのコーヒーとはなんですか?


ユカイ「親愛なるフレンド。やっぱり、いないと寂しいよね。昔は1日20杯くらい飲んでたけど、今は3、4杯くらいにセーブしているんだ。睡眠にも差し障るからね。体調が悪いときは美味しく感じられないし。健康を計るバロメーターでもある。飲みたい日は健康な証拠。そして主役のスイーツを引き立たせる縁の下の力持ち。女性を引き立たせる、最高の助演男優だね」


――カフェ フラッティーのコーヒーはいかがですか?


ユカイ「おいしいよ。このロングブラック? 好きだね。フタを取って飲むんだ。香りまで楽しみたいから。ロングブラックは通好みな印象だね、濃い感じで。濃いコーヒーは好きで、俺がハンドグリップで入れるといつも濃いコーヒーを作っちゃう。みんな飲んでくれないくらい。妻なんか薄めちゃうから、ふざけるなだよ(笑)。ホワイトフラットは、スチームミルクの入ったオセアニアスタイルなんだね。元祖カプチーノ好きとしてもおいしいよ(笑)」


 


ダイアモンド☆ユカイ■1962年東京都生まれ。1986年ロックバンド「 レッド・ウォーリアーズ」のヴォーカルとしてメジャーデビュー。 解散後はソロシンガーとして活動。ほか映画『TOKYO POP』や、ソフィア・コッポラ監督の映画『Lost In Generation』などで好演、2016年にはミュージカル『ミス・サイゴン』で帝国劇場のセンターに立つ。俳優としても高評価を得る。 現在は、織田哲郎氏などと結成したバンド「ROLL-B DINOSAUR」を始動中。3月29日、神田明神ホールにてライブ予定。佐野ブランド大使、とちぎ未来大使、埼玉県こうのとり大使を兼任。

ダイアモンド☆ユカイさん着用


シングルライダースレザージャケット ¥31,320(税込)

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<前編>

カフェのあるライフスタイルを体現したコラボ服


休日に自転車でコーヒースタンドに立ち寄る。そんなライフスタイルに寄り添うアイテムを共作。右2つのスタンドカラーブルゾンは、ストレッチナイロンを用いた軽量な着心地。ベンチレーションも備えて風通しもいい。左のスウェットパーカには、カフェ フラッティーのロゴが入る。シーンを問わずに着用できる万能タイプ。

【左】Café Flattie THE STAND別注パーカ ¥10,584(税込)


【中、右】Café Flattie THE STAND別注スタンドカラーブルゾン ¥21,600(税込)

Café Flattie THE STAND/カフェ フラッティ ザ スタンド


■オーストラリアやニュージーランドといったオセアニアのカフェ文化に魅せられたオーナー夫妻により、カフェ激戦区の北参道エリアに店舗を構えるコーヒースタンド。名物の「フラットホワイト」は、エスプレッソにきめ細かな泡立ちのミルクをミックスした、濃度の感じられるオセアニアンスタイルの一杯。また、店舗が時期によって最良と判断した豆を仕入れたブラックコーヒー「ロングブラック」も人気。オーガニック系のフードも提供する。


住所  :東京都渋谷区千駄ヶ谷3-33-6


電話  :03-6447-0697


営業時間:【月~金】7:30~18:30【土】 9:00~17:00


定休日 :日曜日、祝日


 


モデル/ダイアモンド☆ユカイ 撮影/伊東祐輔<PEACE MONKEY> 取材・文/高村将司