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オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<後編>

March 15, 2019

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コーヒー好き、革ジャン好きを自認するダイアモンド☆ユカイさんのインタビュー後編。ラトルトラップで大人気を博している革ジャンは、ユカイさんにとっても第二の皮膚ともいうべき最愛アイテム。ということで今回は、今でも手放せない革ジャンについて。ロックや映画への想いもアツい、ユカイさんならではの深いお話を!

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<後編>

コーヒーと革ジャン、そして音楽も、最後はシンプルに向かう


――ユカイさんと革ジャンの出会いは?


ユカイ「ロックが、いっそう俺と革ジャンとの関わりを深くしたよね。1970年代、皆がクイーンやキッスに熱狂していたとき、俺は遅れてビートルズになりたいと思っていてさ。しかもデビュー前の『シルヴァー・ビートルズ』のころの。ビートルズの通ってきた道を辿ればビートルズになれると思っていたんだ(笑)。そうするとエルヴィス・プレスリーを筆頭にしたロックンロールにたどり着く。フィフティーズと革ジャンは切っても切れないんだ。そしてカッコいい革ジャンといえば、映画『乱暴者(あばれもの)』(1953年)のマーロン・ブランドなんだよ。彼のバイカーズ姿は革ジャンの原点。不良の匂いが特にカッコよかった。日本じゃキャロルやクールスもその道を追っかけてたんだと思うよ。でも、革ジャンは高いから、当時本物は買えなくて、最初はビニール製だったんだよ。ビニジャン(笑)」


――ついに、初めての革ジャンを手にしたときの思い出は? 


ユカイ「大学生になってからだよね。ついに、本物のレザーライダースを手に入れた。ダブルブレストだったと思う。レザーの体にへばりつくようなあのフィット感がたまらなかったね。自分の皮膚になったような感覚。革ジャンは、着込んでいくと経年変化していくじゃない。自分の形になっていく、その過程も何とも言えないんだよね」

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<後編>

――革ジャンは、何枚くらいお持ちなんですか?


ユカイ「一時期は100着以上は持っていたと思うけど、だいぶ処分もして50着くらいかな。若い頃は、日本で自分が欲しい革ジャンもあまりなかったから、海外に行けるようになると買いまくったよ(笑)。20代のころはよく引越しもしていてさ、部屋のクローゼットの突っ張り棒に持ってる革ジャンをすべてかけると、グニャリと曲がるんだ(笑)。だから、最終的には革ジャン専用の頑丈なラックを買いました(笑)」


 ――お気に入りの一着は?


ユカイ「その時によって気分が変わるね。とにかくライダーズは大好きだった。なぜか同じものばかり買ってしまうんだ。わかるよね(笑)? ヘビ革のジャケットも結構買った。マーロン・ブランドの映画に『ヘビ皮の服を着た男』ってのがあってね。それと、デヴィッド・リンチの映画『ワイルド・アット・ハート』の主人公、ニコラス・ケイジも着ていてカッコよかったんだ。ヘビ革は合計5着くらい買っちゃった。あまり普段は着られないんだけど(笑)」


――若い頃と今で、レザー選びの目線は変わったりしていますか?


ユカイ「フィット感や上質感は重要かな。一時期はピタッとするラムレザーが好きなこともあったけど。年齢とともに変わってくるのは確か。だんだんライダースより、ジャケットやコートのほうに目がいくね。でも、結局は自分に似合うかどうか。試着してみてコレ! って思っても、着てみると似合わねえな、ってこともよくあること。フィーリングで自分がOKと思えばOKだね」


――撮影で着用していただいたラトルトラップの革ジャンはいかがですか?


ユカイ「フィット感がいいなと思っていたんだよ。シンプルで大人な感じ。フロントの左胸にある縦についたジップもミソだと思う。センスが感じられるよね。明るいベージュカラーは、ほかにはあまりなくていい。自分の服装にもぴったり合うイメージ。シンプルだし、50代の自分でも違和感なく着られる感じだね」


――ユカイさんの柄シャツにもよく似合いますよね。やはり柄をレザーに合わせるんですか?


ユカイ「基本は柄なんだよ。自然とそうなる。このあいだ、レッド・ウォーリアーズのメンバーと話していて、今度みんなでお揃いの柄ジャケット作ろう、珍しいから。っていう話になったけど、俺からすると全然珍しくないんだ(笑)」


――柄が好きなポイントは?


ユカイ「なんか落ち着くんだよね。フィーリングかな。柄×柄は、パターン・オン・パターンっていうじゃない。人によっては似合わないこともあるかもしれないけどさ。俺はいいと思って着ている。自分が納得できればいいんだ。でも、体調が悪い時は柄×柄は着ない(笑)」


――テレビで、ユカイさんが柄を着てない時は、体調悪いのかなって?


ユカイ「あるかもしれない(笑)」


――着こなしで気をつけていることは?


ユカイ「着こなしっていうのは、難しいよね。案外こだわっていないんだ(笑)。瞬間目についたもの、その時の出会いが大事。例えば、たまたま右を見てハンガーに掛かっていたシャツとかね。コレ、いいねって。今、クリーニングから戻ってきたばかりみたいな(笑)。コーディネートに関しては、自分が一番わかっていないね。妻にいいんじゃないって言われて、え、コレ? って思っても、いざ着ると似合ってることもある。だから、とにかく楽しもうという気持ちが大事だよね。多少似合ってようがなかろうが、それでもいいんじゃない(笑)、自分がよければ、っていうフィーリング」

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<後編>

――コーヒーと革ジャン、共通点を感じることはありますか?


ユカイ「あるね。コーヒーも革ジャンも、そしてロックも、年齢を重ねるごとに深くなっていくんだ。尽きないね。50代になって、いろんなものに魅せられているけど、最終的にはシンプルなところに向かっていく。シンプルなんだけど、初期のころとは違う。一周回って改めてのシンプルなんだ」


――音楽もシンプルに向かっていますか?


ユカイ「そうだね。今は何でもアリな時代。ロックなんて本来は新しもの好きが作る音楽だから、だんだん新しく、どんどんポップになっていく。それを壊して新しいものを作っていくんだ。それをやっていくうちに、自分が心地よくてグッとくるのは、装飾のないものになっていく。不要な部分は取っ払ってシンプルに。それが、心にグッとくる。そういう研ぎ澄まされた部分が重要で、それがないとダイアモンド☆ユカイではなくなってしまうからね!」


 


ダイアモンド☆ユカイ■1962年東京都生まれ。1986年ロックバンド「 レッド・ウォーリアーズ」のヴォーカルとしてメジャーデビュー。 解散後はソロシンガーとして活動。ほか映画『TOKYO POP』や、ソフィア・コッポラ監督の映画『Lost In Generation』などで好演、2016年にはミュージカル『ミス・サイゴン』で帝国劇場のセンターに立つ。俳優としても高評価を得る。 現在は、織田哲郎氏などと結成したバンド「ROLL-B DINOSAUR」を始動中。3月29日、神田明神ホールにてライブ予定。佐野ブランド大使、 とちぎ未来大使、埼玉県こうのとり大使を兼任。


 

ダイアモンド☆ユカイさん着用


シングルライダースレザージャケット ¥31,320(税込)

オシャレとカフェはこの人に聞け!? ダイアモンド☆ユカイが語る“コーヒー”と“レザー”<後編>

お出かけしたくなる! コーヒースタンドとのコラボTシャツ


着用点数が少なくなる春先。さらりと羽織ったアウターにインしたTシャツのプリントは案外重要だ。このコラボTシャツは、「カフェ フラッティー ザ スタンド」のショップの雰囲気に合わせた都会的なビジュアルに。柄違いの白と黒で各色ずつの展開。ちょっとした外出が楽しくなるはず。

【左】Café Flattie THE STAND別注Tシャツ ¥6,480(税込)


【右】Café Flattie THE STAND別注Tシャツ ¥6,480(税込)

Café Flattie THE STAND/カフェ フラッティ ザ スタンド


■オーストラリアやニュージーランドといったオセアニアのカフェ文化に魅せられたオーナー夫妻により、カフェ激戦区の北参道エリアに店舗を構えるコーヒースタンド。名物の「フラットホワイト」は、エスプレッソにきめ細かな泡立ちのミルクをミックスした、濃度の感じられるオセアニアンスタイルの一杯。また、店舗が時期によって最良と判断した豆を仕入れたブラックコーヒー「ロングブラック」も人気。オーガニック系のフードも提供する。


住所  :東京都渋谷区千駄ヶ谷3-33-6


電話  :03-6447-0697


営業時間:【月~金】7:30~18:30【土】 9:00~17:00


定休日 :日曜日、祝日


 


 


モデル/ダイアモンド☆ユカイ 撮影/伊東祐輔<PEACE MONKEY> 取材・文/高村将司